アノニマスタジオ

7月15日から東京支店二回目が始まりました。初日から三日間私も店頭に立たせて頂き、沢山のお客様とお会い出来ました! 去年、植物を買ってくださったお客様が、大切に育てている植物の写真を見せてくれたり、去年来れなくて、一年越しに楽しみにして来てくださったお客様など、

嬉しい事だらけでした。
初日の夜はオオヤコーヒ焙煎所のトークイベントで、高知の牧野植物園で働く藤井聖子さんから色々なお話を聞きました。 藤井さんは本当に植物が好きなんだな〜。
私も好きだけれど〜。

育てる仕事をしながら、植物の良さを一人でも多くの人に知ってもらいたい、興味を持ってほしい。と藤井さんは言っておられました。
素晴らしい。
私は、そんな植物を商品として物として、扱い、販売していますのですが。 ん〜。
この仕事を選んだからには、興味を持って頂いて、そして、お金と引き換えに、育てる事を始めてもらわなければならなくて。
お客様が、これが欲しい。育ててみたい。と思えば思うほど、私は儲かる。
そのサイクルが上手く回転するために、珍しい物、育て易いもの、そのあとの管理の仕方を、私は勉強していかないといけないのだと思っています。
いつも悩む事の1つを言いいますと、小さな可愛い鉢に小さな植物がぽろり
持ち帰りやすく、値段も可愛い。そんなのが、良く売れます。
だけれど、実際それを持ち帰り、育てる場合、
自分を初心者と思う方々には、かなり難しい事だと思うのです。
なぜなら、鉢が小さいと土も少ない、イコール小まめなミズヤリが必要で、しかも日にも当ててほしい。それらは大きな鉢に比べて、手間がかかります。だけど、その話をすると、売れなくなる。良いことだけを伝えて売る。そんなものを売ってていいのかー。

私はそこで、その枯れてしまうであろう植物が可哀想とは思わなくて、枯らしてしまった方々が植物を買わなくなる事を気にしているのでして。

そう思うと、植物を育てる仕事をしている藤井さんとは違うな〜って思うのです。
植物を大切に思っている。
私も大切に思ってはいるのですが、

種類が違うのですね。
とまあ、そんな事を思っていても仕方ないので、 いつも枯らしてしまうけれど、植物が欲しい人に、可愛さを少し後回しにして、育てる事を中心に考えて、
今回アノニマスタジオには大きめの鉢に植えた植物を沢山持って行きました。
なにせ、枯らさなければ、楽しくなる。
こりゃいけるぞ!っていう感じになって頂けたらいいなと思っております。

私は三日間で一旦京都に帰って来ましたが、アノニマスタジオには、信頼のおける南さんがおられます。皆様、お気軽にお声おかけ下さいませ。
珍しい植物から、簡単に育てられるものまで、色々揃えております。
次の土曜日曜には、新たな植物をクロネコヤマトで送る予定ですので、一度来て頂いたお客様も、またのご来店をお待ちしております。
長々と書いてしまいました。
まとまりの悪い人間です。